産後の生理痛と生理の変化
産後は「プロラクチン」と呼ばれるホルモンによって女性ホルモンが抑制させられるため、生理が起こりにくくなっています。産後は赤ちゃんに母乳をあげなくてはなりませんね。赤ちゃんがおっぱいを吸うときにこのプロラクチンが分泌されるのです。
プロラクチンは女性ホルモンに作用するので、卵巣の働きが出産前よりも抑えられるようになっています。このようなことから以前は産後1年くらい経っても生理が来なかったという方々も少なくありませんでした。
しかし、現在は母乳だけではなく粉ミルクで育児をしている方々もいらっしゃいますから、産後も長くて7~8ヶ月くらい経てば生理がまた始まっていきます。これは卵巣と子宮がまた生理を始める準備をしているためですから、産後なかなか生理が来ないという場合でも大きな心配はいりません。
また、産後の生理には経血の量や生理の期間などに変化が見られることがありますが、こちらもあまり深刻に考える必要はないでしょう。産後は経血の量が少なくなったり、少ない経血が長期間かけてダラダラと出血したりといったことが見られますが、産後の生理における変化としてよく見られていることですから、あまり心配しないでくださいね。
その他、出産前には定期的に来ていた生理でも産後は子宮や卵巣の状態がいろいろと変化していますので、一時的に生理不順になることもあります。ホルモンバランスやストレスなどが関係して生理が一向に来ないという方々もいらっしゃいます。少なくとも産後1年くらいはこうした生理の変化が起こりやすくなっていますので、婦人科の医師と共に経過をよく見ていくようにしましょう。
そして産後の生理における生理痛ですが、出産前よりも生理痛がひどくなったという方々も見られています。産後はホルモンバランスが崩れやすいこともありますし、また出産や育児のストレスなどから体に大きな負担がかかっていることも、生理痛がひどくなる原因となっています。
生理痛を緩和させるにはやはりストレスを取り除くことが一番ですから、育児によるストレスを溜め込みすぎないように心掛けましょう。ストレスが緩和していけば、生理痛も段々と緩和していきます。何か不安なことがありましたら、いつでも婦人科の医師へご相談くださいね。



