生理痛で救急車を呼ぶことについて
ひどい生理痛の場合、立っていられないほどの腹痛と貧血や吐き気などを伴い、今にも意識が遠のきそうになるくらいつらい状態に陥ることがあります。このような状態になってしまった場合、みなさんなら救急車を呼びますか?自分では呼ぶことができなくても、誰かに救急車を呼んでもらおうとすることがあるかもしれません。
しかし、生理痛のときは救急車を呼ぶことは避けることをお願いしています。なぜ救急車を呼んではいけないのかと言いますと、救急車は命の危険が関わる際に必要となるものです。生理痛の痛みは非常につらいものですが、命が関わるほどの症状ではありません。
もしみなさんが生理痛のために救急車を呼んでしまった後、交通事故や緊急の患者さんが救急車を必要とする状況になってしまったらどうなるでしょうか?本当に救急車を必要としているところに救急車が向かえなくなってしまいますよね。みなさんが予想している以上の多くの人々に迷惑がかかることになってしまいますので、救急車は絶対に呼ばないようにしましょう。
それでもやはり、ひどい生理痛の場合はどうにもならない状態になることもあります。一人では立っていられないくらいつらい状態になってしまうことも起こり得ます。そういった場合には、タクシーなどを使って婦人科の方に来てください。救急車で緊急の患者として病院に運ばれるよりも、タクシーで直接婦人科に来ていただけた方が私たち医師も早く対処ができますし、救急車を必要としている方々に迷惑をかけることもありません。
なので、我慢できないくらいつらい生理痛になってしまった場合には婦人科に直接行くということをよく頭に入れておきましょう。もし出掛けた先で生理痛になってしまった場合でも、タクシーならどこでも拾うことができますからね。自分でタクシーが拾えない場合には、近くにいる方にタクシーを拾ってもらえるように頼んでみてください。
また、その後も立っていられないくらいのひどい生理痛が頻繁に起こるようであれば、何らかの病気が関係している痛みであることが考えられます。つらい痛みは放っておかずにしっかり検査をすることが大切です。生理が来るたびにひどい生理痛が起きるという方々は、ぜひ一度婦人科の医師の診察を受けることをおすすめします。



