基礎体温の高温期と生理痛の関係
みなさんは「基礎体温」を計ったことはありますか?基礎体温という言葉は知っていても、実際に計ったことがあるという方々は、それほど多くいないかもしれませんね。婦人科でも、以前から基礎体温を計る習慣をつけていただくことを呼び掛けていますが、やはり「面倒くさい」「やり方がわからない」など、多くの女性のみなさんの習慣となるまでには至っていないことが事実です。
基礎体温には、女性の健康を維持するために必要な情報がたくさん含まれているので、生理に関することはもちろん、妊娠や出産の際にも大きな支えとなります。基礎体温を計ることで生理が来る時期もわかりますし、妊娠しやすい時期もわかるんですよ。そんな生理や妊娠に関係しているのが「排卵」ですが、排卵が行われる時期に基礎体温を計ってみると、健康状態をよく把握することができます。
排卵が行われてから1日が経つと、基礎体温が「高温期」と呼ばれる時期に入ります。高温期は36度8分が平均とされています。2~3分ずつ変化はあるものの、36度8分前後を保っていれば、体がしっかり高温期に入れているということになりますね。
しかし、高温期に入ってから何日が経っても36度5分を下回っていたり、基礎体温に大きな温度差があったりする場合には「黄体不全」であることが考えられます。黄体不全とは、黄体ホルモンが少なくなっていることで、高温期にもかかわらず基礎体温がしっかり上がらないことを指しています。
高温期にしっかり体温を上げることができない原因としては、日々のストレスや体が冷えていることが挙げられています。体が冷えていると、高温期に入るべき時期なのに基礎体温が低くなってしまうなどの変化が現れます。
また、高温期に入ってから生理が始まるまでの時期に下腹部の痛みなどが現れることもありますし、生理が始まってからも生理痛がひどくなることも多く見られています。
以上のことから、高温期と生理痛についても基礎体温は大きく関係していることがわかっていただけたでしょうか?生理前や生理中以外にも基礎体温が不安定になることはありますから、普段から体を冷やさないように外側からも内側から温めて、基礎体温を安定させるように心掛けてくださいね。



