着床出血による痛みと生理痛の違い
「着床出血」とは、受精した卵子が子宮に着床したときに出血することを指しています。妊娠初期に起きる症状で、生理とはまた異なった出血の症状となりますが、着床出血と生理の違いは意外と知られていません。ここではまず着床出血と生理の違いについて少し紹介しておきましょう。
生理は子宮の壁がはがれて起こる出血のことですが、着床出血の場合は子宮内膜が少し溶けることで起きる出血となります。また出血といっても生理時のような鮮血ではなく、茶色がかったおりものやピンクがかったおりもののような場合も多くありますね。
出血する量は生理時の経血よりも少量ですが、着床出血が起きる時期が生理予定日の前後くらいとなっていることから、着床出血と生理、どちらが原因になっているのかが分からないという場合も多くあります。そして、着床出血が起きているときには生理痛のような下腹部の痛みが現れることもあるため、さらに判断が難しいことが特徴となっています。
生理痛というものは、生理前から生理が始まった2~3日くらいまでの期間に下腹部を中心に強く現れる痛みですが、着床出血の場合も出血と共に下腹部に痛みが現れるんですね。この下腹部痛は生理痛の可能性もありますし、着床出血の可能性もあるため、非常に判断が難しくなっています。特にみなさん個人が感じている痛みだけでは、正確な判断ができないことがほとんどですから、まずは婦人科の医師の方へご相談ください。
無事に受精した卵子が着床していれば着床出血であると判断ができますが、着床できていなかった場合には生理の症状としての出血と下腹部の痛みと判断されます。これは妊娠したことに気付かずに早期のうちに流産してしまうケースで、「化学流産」と呼ばれています。妊娠していても上手く着床できなかった場合には、このような化学流産を起こしかねませんので、妊娠した可能性が強い場合には早めに婦人科の診察を受けるようにしましょう。
そして自分の体を大切にいたわるようにしてください。また、生理予定日前後以外に着床出血の症状が現れた場合や、下腹部痛や不正出血の症状など何らかの変化が見られたときはすぐに婦人科へいらしてください。



